フキノトウが出始めました

2026.2.18

― 都会で楽しむ“食べられる庭づくり” ―

 

 

都内でも、あちこちでフキノトウが顔を出し始めました。

フキノトウの「薹(とう)」とは、花を咲かせるために中心から伸びてくる花茎や花軸のこと。

そう考えると、菜の花もまた“薹”といえるのかもしれません。

早春の地面から、ちょこんと顔を出すその姿。

それだけで、庭に春の気配が感じられます。

 

 

 

フキノトウとフキの違い

 

フキノトウは初春、立春以降の季語。
小さな葉はこの時期から見られますが、夏には大きく葉を広げます。

大きく育った「蕗(ふき)」や「蕗の葉」は、夏の季語です。

 

フキはキク科フキ属の多年草で、雌雄異株。

つまり、フキノトウには雄花と雌花の二種類があります。

 

日本原産で、全国の野山に自生。

平安時代にはすでに栽培が始まっていたといわれています。

 

名前の由来は「冬に黄色の花が咲く」ことから

「冬黄(ふゆき)」が転じて「フキ」になったという説もあります。

 

 

フキはどこまで食べられる?

 

早春の花蕾 → フキノトウ(天ぷらや味噌和え)

春から夏の葉柄 → フキ(煮物など)

根茎はそのままでは毒性がありますが、乾燥させると生薬として利用され、腫物や打撲、喉の痛みなどに用いられてきました。

観賞だけでなく、食べられる庭木・下草としての価値も高い植物です。

 

 

都会で“食べられる庭”という選択

 

見た目が美しいだけの庭も素敵です。

けれど、食べられる植物を取り入れると、季節の変化がより立体的になります。

庭によく植えられている植物の中にも、食べられるものは意外と多くあります。

 

  • シイの実(アクが少なく食べやすい)
  • 果樹(花も実も楽しめる)
  • ミョウガ
  • ギボウシ
  • クサソテツ
  • ユキノシタ

 

エディブルガーデンという言葉が広まりつつありますが、

実は昔から日本の庭は「食」と近い存在でした。

 

 

フキノトウは毎年出る?庭での育て方

 

フキは多年草なので、株が元気なら毎年芽吹きます。

半日陰で湿り気のある場所を好み、地下茎で広がります。

 

昨年株分けしたフキから、今年もフキノトウは出ているでしょうか。

次はツクシがにょきにょきと顔を出す頃です。

近所の川沿いの小さな緑地で、毎年きちんと芽吹く姿を見ると、

植物のたくましさを感じます。

 

 

気候を考えた庭づくりのご提案

 

猛暑や気候変動の影響を受けやすい都市部の庭。

これからは、

 

  • 暑さに強い植物選び
  • 食べられる庭木の導入
  • 半日陰を活かした植栽設計
  • 土壌改良による地力向上

 

がますます重要になります。

 

 

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もうすぐ目覚めの季節

 

春は、庭が静かに動き出す季節。

今年の植物はどんな表情を見せてくれるでしょうか。

 

ただ整えるだけではなく、

暮らしとつながる庭を。

 

“植”木もひとも“喜”ぶ庭づくり。

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