島根での切り捨て間伐最終日
初日は我流で一心不乱に切り続けていた
最終日には要領を得て、淡々と作業を進められるようになった
久しぶりに経験する山仕事
その中で改めて感じたのは、単価と労力を考えると、林業がいかに過酷な仕事かということ
以前、都内で林業をしていた
「よく働くから2年目の人と同じだけ払うよ」と渡された給料は日当1万円にも満たず、愕然とした記憶がある
それに比べれば今回の報酬は良いものの、地方でも物価は上昇しており、生活費は都市部と変わらないため、地方と都市部の経済格差は広がる一方だと感じた
ひょっとすると、重機でさえ需要の大きい都市部の方が安価に購入できるのではないか、とさえ考えてしまう
これは、能登の農業や復興支援で感じたことにも通じる
「スマート農業」「スマート林業」という言葉が安易に叫ばれるが、所有する耕地や林地の面積が狭く、多くの所有者がバラバラに経営している場合、本当に合理的なアイディアなのだろうか
政治家が飼料米から食料米への作付け転換を謳っても、そのしわ寄せで飼料米の輸入が増えるだけでは本末転倒ではないのだろうか
また、被災地ですら公共事業が地元企業ではなく都市部の企業にばかり流れる現状では、自力で復興することさえ阻まれているように見えた
山林の多くは「お金にならない」と放置され、拡大造林で無理に植えられた、どうやって搬出すれば採算が取れるのか分からないような急斜面にも木々が植えられている
中には、本来そこにあったはずの大木が、意味のない公共事業のために伐採されてきた歴史もあるのだろう
過去も現在も行われる公共事業は、本当に「誰のため」になっているのか、疑問を感じざるを得ない
一部の利権団体が利益を独占し、「必死に働くよりも生活保護の方が楽」という考えが生まれてしまう現状は、改善が必要ではないだろうか
バラマキや耳ざわりのいい言葉で政策は必要ない
国産材をまとまったロットで必要な市場に安定供給できる仕組みづくりなど、輸入材のメリットとされている点を国産材でも実現するシステムづくりで市場を活性化できないだろうか
このような問題に対しては、政治家ではなく、AIが先に最適な解決策を見つけ出す、そんな面白い世の中が来るのかもしれない
農業や林業は、私たちの生活になくてはならない基盤産業であるにもかかわらず、その価値が正当に評価されない時代だ
AIや投資が、本当に食料や住居の代わりになるのだろうか
子どもの頃、祖父母は戦争を生き抜き、必死に働いたにもかかわらず、よく笑っていた記憶がある
しかし今の高齢者世代は、安心して老後を送れず、働き続けなければ生活できない人が増えているように見える
家賃滞納で追い出されたひとも身近にいる
年金制度への不安、所得向上を謳う政治家の言葉の裏で、引退後の生活設計に直結する物価上昇が忘れ去られていく現実
小難しい議論ばかりでなく、高齢者が笑顔で暮らせる社会を築くことこそが、少子高齢化や人口減少の緩和にも繋がるのではないだろうか

中野の植木屋ウエヨシ
“植”木もひとも“喜”ぶ庭づくり
中野の植木屋ウエヨシは樹木医、一級技能士として
ひとつひとつのお庭から
ひとと植物がここちよく共生するまちを創ります
お庭の植木のメンテナンスから、デザイン、植栽、伐採、剪定、害虫駆除、除草など承ります
戸建て、マンション、アパート、事業所問わず対応しております
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