移植可否

2025.9.1

先日の講習で最も興味のあった移植可否

公共でも診断の発注が出ているがこれといって決まった書式はない

講習でも独自の診断書で作業を行った

樹木の移植可否は安全性を確認するためのものだろうが、明確な基準がない現状、誰かに責任を負わせるための工程でしかない

そもそも移植はひとの都合であって樹木はそこに植えてくれとも移動したいとも思っていないはずだ

 

そんなことはお構いなしに思い入れのある樹木ほど伐採するより気が楽だからか移植を希望されることが多い

木は楽ではないだろうが伐られるよりはましだと思うかもしれない

 

移植の際の注意点は

1.十分な根鉢径で掘る

根鉢径は根元直径の3倍から5倍と言われているがずいぶん小さく感じる

落葉樹など根の荒いものではその半径に細根などほぼないのではないか

掘って運べるようなら出来るだけ根鉢は大きいほうがいい

 

2.根を乾かさないようにする

すぐそばに移植するにしてもすぐ植え付けられるように移動先に先に穴を掘っておくことも重要だ

吸収を担う細根は細く、先端付近の根毛はより細かい

極力負担を減らすよう暑い時期は先に灌水しておいてから掘りとるなど工夫が必要

 

3.深植えにしない

深植えを意図せずしてしまうこともある

根巻き資材に隠れた本当の根張りの位置がわからないこともあるからだ

自分が掘りとったものでなければ植え付ける前に根張りの位置を確認しておく必要がある

支柱をしたくないがために深く植えられることもあるが一度植えられたら自分の力で移動できない樹木

せめて負担が少ないようにしてやるべきではないだろうか

 

夏の猛暑など異常気象が続く昨今、これまで利用されていた緑化樹木には適さない環境になっているのかもしれない

ただでさえ移植の難しい樹種もある

樹種に合わせた移植時期も重要だ

オージープランツがよくみられるようになったのは見た目だけではなく変化する環境に適しているからだろう

 

自分では動くことのできない樹木

ひとの都合に振り回される樹木だからこそ

長く生きられるよう空間に適した成長の樹種をその木に適した植え方で

 

もうすぐ移植の季節

移植のご依頼をいただいた樹木たちが無事根付きますように

 

中野の植木屋ウエヨシ

 

“植”木もひとも“喜”ぶ庭づくり

中野の植木屋ウエヨシは樹木医、一級技能士として

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